≪茅乃舎ノ道具≫ あずま袋

贈りたくなる あずま袋

バッグでありながら風呂敷のようにたため、持ち運びもしやすい便利なアイテムとして、江戸時代にルーツをもつあずま袋を、茅乃舎オリジナルのテキスタイルでつくりました。エコバッグに、ミニトートのような手持ち袋に、包みとして、多方面に活躍してくれます。使い捨てのレジ袋から繰り返し使えるお買い物袋へと、世の中が大きくシフトしてゆく今。サスティナブルな想いを伝える存在にもなってくれるはずです。茅乃舎の商品とセットになったギフトもありますので、大切なあの方へ贈ってみてはいかがでしょうか。

江戸生まれのあずま袋に、茅乃舎らしさと新しさを

あずま袋は1枚の布を直線で縫うと完成する、シンプルな袋です。江戸時代、西洋人の持つカバンを見た庶民が風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせ、真似したのがはじまりだそう。あずまとは「東」のことで「京都から見た江戸」という意味。江戸の庶民が工夫してつくった袋へ、つけられたネーミングです。

そのあずま袋を、自由な感覚でつくってみようと社内のデザイナーの3名で開発したのが、今回ご紹介するあずま袋です。 担当者の平野、草場、大場の3名は「今までにない新しいスタイルのものを」「そして茅乃舎らしさもしっかり伝える」を胸にデザインを考案していきました。

茅葺屋根に舞う、粉雪か、桜か、雨粒か

2020年の夏からモチーフを考案した中から、「御料理 茅乃舎」の屋根の茅をモチーフにしたもので決定に至りました。デザインを担当した平野は「茅葺き屋根は、九州・阿蘇で刈り取った80トンもの茅を、職人が数カ月かけて葺いたもの。いわば、茅乃舎のシンボルです。茅乃舎らしさは?と問われたら、やっぱり茅だと、茅葺屋根が生まれた当時を知る私は思っています」と語ります。

茅乃舎らしいモチーフに新しさを吹き込むのは、ところどころにあしらったドットです。「御料理 茅乃舎」のある久山町は山あいに位置し、九州・福岡とはいえ雪がちらつく日もめずらしくない地域。「冬に向けてのあずま袋なので、私のなかではドットを粉雪に見立ててみました。春がくれば桜の花びらでもいいですし、梅雨の雨粒もすてきかもしれません」と平野は話します。

たためばハンカチサイズ、毎日使えそう

江戸の庶民が、手持ちの風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせてつくったあずま袋。広げれば、ぺたんと真っ平らになる形状です。これをハンカチくらいのサイズにたたんでも厚みはあまり出ず、ポケットにすっと収まります。

先端を結ぶとふんわり丸っこい形状に。マチがあるような使い勝手になるのが、不思議でもあり、うれしくもあります。底部分に安定感があるため、お弁当袋にもちょうどいいですね。「ちょっとした買い物の時に、気軽な感覚で使えそう」と草場。コンビニのレジ前で、ポケットからさっとあずま袋を取り出す方がいたら、確かにスマート。

生地もコットンや手ぬぐい地など試作を重ねて、環境に負荷の少ない再生ポリエステルの生地にたどり着きました。強度の高さや、シワになりにくい素材なので持ち歩きやすく、ツヤ感もほどよく上品に仕上がりました。ジャケットスタイルや和服、ウールのワンピースなどにもお似合い。モードな装いの外しアイテムにも良さそうです。

老若男女に贈りたくなるあずま袋でありたい

ちなみに、元々平野が提案したカラーリングは、淡い水色無地×グレーの組み合わせ。そのカラーリングは社内でも好評でしたが、男性も気軽に使えるものにしたい、よそ行きの恰好にも合うものがいいと検討を重ねるうちに、無地部分を紺色とすることに。数種類の紺色に絞り、ほんのり赤みを感じる紺色に落ち着きました。

自信の持てるできあがりとなったため、単品でも販売させていただけることになりました。「包む」ギフトとしてはもちろん、ご自身の愛用品として、家族とシェアするエコバッグとしてもどうぞお楽しみください。

■お話を伺った人:平野聖子、草場太一、大場由香里(久原本家 クリエイターチーム)

写真:新本 真太郎
文:西村 里美


ご紹介の商品は、茅乃舎各店(一部店舗を除く)にて12月2日よりお取り扱いしております。

※久原本家通販サイトでのお取扱いはございません。


久留米絣の織元とつくった綿100%のお買い物袋。 

≪茅乃舎ノ道具≫ お買い物袋 
2,000円(税込) 

 

お買い物に不自由しないサイズ。軽いので持ち歩きに便利です。